やなぎなぎさんはいいぞ!
やなぎなぎさんはいいぞ!
はいどうも、なぎです。
ブログでどんなことをしようと思った時に愛を叫ぼうと思い立ったので書きました。
多分これからブログを書き続けるのならばたくさん増えてゆくタイプの記事でしょう。だって基本的にこれくらいしか能がないし。
そんなわけで始まりましたやなぎなぎをすこれ!のコーナー!!!ぱちぱちぱち
これがやなぎなぎさんのメジャーデビューした後での初のオリジナルアルバム「エウアル」でございます。
収録曲としては
1.本当
2.ユキトキ
3.青のパレード
4.concent
6.Ambivalentidea
7.euaru
8.Zoetrop
9.ラテラリティ
10.ストレンジアトラクター
11.クオリア
12.トランスルーセント
13.ビードロ模様
14.嘘
となっております。
このアルバムのテーマは表と裏、つまりは裏上となっているわけです。
ん?裏上?うらうえ?uraue?euaru?エウアル?
そうかそういうことか!(実際にそう造られています。)
そんなわけで誰にでも存在する裏と表がテーマとなっております。あれ難しかったな
ハイハイハイハイハハーンホンホンホンホ...←わかりずらいネタ仕込むのはやめろ
超絶わかりずらいですがリズム天国ゴールドのあれです。
まあ、本当にどうでもいい話は置いといて誰にでも表の自分と裏の自分っていますよね。人間誰しもあると思います。決して悪いことだとは思いませんけどね。
そんなテーマで作られています。
当然シングルの曲とかもあるので完全にこのためだけにとはいきませんがそれでもテーマを感じるには十分な風には作られているからさすがです。
各曲を簡単に解説してみましょう。
1.本当
メロディーだけの曲。このアルバムの導入、プロローグ。
これだけでもやなぎなぎワールドに入り込むには十二分でしょう。
素敵なメロディーがあなたを裏と表の世界に誘ってくれます。
2.ユキトキ
言わずと知れた名曲。
やなぎなぎの名前を知らない人にもこれと春擬きを説明すれば割といい確率でわかってくれます。俺ガイルは偉大なり
曲としては雪のように冷たく刺す恋のお話。
単純な恋ではなく少年少女なりに最高の幸せを求めながらけれど実現しない事実と葛藤しながらそれでも答えを求める曲ですね。なのでこの曲は優しいけれど甘さはないんです。
ひねくれものが主人公の「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」(通称俺ガイル)にぴったりな曲と言えるでしょう。それでありながら俺ガイルを知らなくても遜色なく楽しめるのはさすがというところでしょう。
3.青のパレード
散歩したくなる曲。
ガンガン上がるでもなく楽しくなる感じはやなぎなぎさんお得意の分野といってもいいんじゃないでしょうか。
休日にちょっくらスキップしながら街へお出かけ!って感じがもう楽しげでいいです。
4.concent
どちらかといえば引きこもりがちなやなぎなぎさんらしい曲。
ちょっと引きこもりな憂鬱な感じが出てるんだけど世界は優しさと平和で成り立っていたりして優しいやなぎなぎワールドが垣間見えたりします。
とっても可愛い
このアルバムように作られた曲。
綺麗に並んだヘルベチカの花が乱れてゆく曲。
愛したとして何が答えてくれるの?とか正しい言葉さえ残らない もういないとかの不安によって綺麗な花は乱れてしまった。今はもう見る影すらない。
ただ絶望もなくあっけなく崩れ去ってゆく無情さを感じさせられます。
きっとその乱す何かってのは誰しも持ってるし頻繁に何かを失っているのでしょうね。
6.Ambivantidea
ヨルムンガンドのEDテーマ
とても幻想的な世界に歌声によって引き込まれていきます。
タイトルの意味は「視覚化した矛盾」だそうで矛盾という怪物を無くしたい人間心理を幻想的に表したような曲となっています。
7.euaru
表題曲。
本当と嘘のちょうど真ん中に挟まれた矛盾した2人の自分に葛藤している。でも決してもう一つの自分が嫌いなわけではなく憧れを抱いていていつか一つになれるように願っている。
誰しも完璧にはなれなくて、そんな中願うのは自分が完璧になることじゃなくて他人が完璧じゃないこと。一見歪のように見えてこれが心理なのかもしれません。
だって完璧になんてなれないのだから。
8.Zoetrope
「AMNESIA」のオープニングテーマでタイトルは回転式の覗き絵を意味している。
覗きこむたびに見え方が変わるそれは今までとは一転してロックで目まぐるしく変わりゆくメロディーが表している。
9.ラテラリティ
これもヨルムンガンドのEDテーマ
BPM200を超える早いロック調のなかに切なさが隠されており、戦場の中に潜む物悲しさがよく表れている。
10.ストレンジアトラクター
かっこいい!気持ちいい!
それに尽きる曲。いい意味でね。
11.クオリア
もし魂と体が別れたとしてどちらが本体(重要)なのだろうと疑問を投げかける曲。
体と心、体は目に見えるが心は目には見えない。でも見えるものはそれだけでは何にもならない。すごく哲学的な問いです。
しかし日常生活に置き換えて見ると例えばデジタル。
今はずいぶん受け入れられるようになりましたが当時(5~6年前)ではまだまだマイノリティでしょう。デジタルコンテンツは形あるものではないです。しかしアナログコンテンツとがあればそれはいらないものなのか?そんな話です。
まあ、どちらも大切なんですけどね(笑)
12.トランスルーセント
トランスルーセントってのは光だけは通す半透明。つまりは他人の目にじゃ見えないものです。見えないということは幽霊と同じようなものです。
さっきのクオリアに戻るようなんですがやっぱり体というのは重要です。やっぱり体がないと何かをしたところで奇怪なことが起こるだけで畏怖の対象になります。
きっとそれはとても寂しいことでしょう。
13.ビードロ模様
やなぎなぎさんのメジャーデビュー曲でアニメ「あの夏で待ってる」のEDテーマ。
ユキトキとは違ってどこまでもまっすぐな夏の恋の歌です。
まっすぐすぎて痛いぐらいにまっすぐです。
今までしてこなかった話ですがライブではとても楽しい曲です。
やなぎなぎさんを代表する曲でありながらやなぎなぎさんらしくなくて、でもやっぱりらしい感じが心地の良い曲です。
14.嘘
このアルバムのトリを飾る曲であり、本当、エウアルときての嘘です。
皆さんは嘘という単語を聞いてどんなイメージを抱くでしょうか?きっと多くはいいイメージを持たないはずです。この曲の嘘もよくないものとして扱われています。
でもこれは決して誰かを木津つけるためのものではなくて強がるための嘘なんですよね。いつかいなくなってしまう事実を見ながらそんなの辛くないって強がる嘘。
きっとそんな強がる私に本当のあなたは憧れたのでしょう。
ただやっぱり偽りの私は不完全だったようです。それはあなたにはどう映るのでしょう。
この曲は本当のメロディーを逆再生したものが使われています。もしかしたら偽りの私は本当のあなたに憧れているのかもしれませんね。
ちょっとよくわからない感じではありますが曲紹介は終わりです。最後らへんは考察っぽくなっちゃいましたがこれで興味を持っていただけたら幸いです。
今は手に入りづらいのですが初回版にはアンインストールや恋愛サーキュレーション、swallowtail butterflyあいのうた〜 などの名曲がカバーされていたりします。
ぜひ一度やなぎなぎさんの優しい世界に足を踏み入れて見てはいかがでしょうか?
次がいつになるかはわかりませんがいずれまた会えたら幸いです。